探偵の技(撮影)

 この項では本物の探偵を見極めるために、プロとして当然使っている技を紹介しています。ただし、調査に支障の無い範囲内での紹介になりますのでご了承をお願いいたします。

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「えっ、この写真どの様にして撮ったのですか?」とよく聞かれます。対象者の正面からの顔写真でかつ鮮明な写真です。拡大しても顔のホクロやシミまでもハッキリと分かります。この写真は対象者も周囲の人も撮影していることに気づかれない様に撮っています。これぐらいの撮影ができて探偵としては当たり前。浮気調査では浮気相手の顔写真は鮮明に撮らなければいけません。
 撮影方法は至ってシンプルで、普通に行動している様な仕草の中で撮ります。探偵の多くはカメラを穴開きのショルダーバッグに入れて撮影しており、周囲から見ればバッグの中を何か探しているように見えます。また、バッグや上着でカメラを隠しながら撮る方法もあります。

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 正面写真を撮る時はどうしても対象者の視界に入ることになりますが、これは尾行の時と同じで周囲の環境に合わせ極々普通の通行人の一人を演じて撮影すれば、例え視界に入ったとしても記憶に残りません。しかし、できるだけ視界に入らないためにも建物や街路樹に身体を隠して撮ると良いでしょう。
 

 カメラはビデオカメラを使用して動画として撮影し、その動画の中でアングルやピントが一番合った画像をキャプチャー(静止画として切り出し)します。探偵社の中には未だにデジカメを使い静止画しか撮れない社もありますので、「動画が提供できるか」どうかは探偵社を選ぶポイントになります。ラブホテルへの入り及び出の画像は動画もあってこそ確実な証拠になるからです。
 

 対象者は何処に行くか分からないので、ラブホテルに入る瞬間の画像はどうしても後ろ姿の撮影になりますが、入った建物が分かれば出る時は正面写真を撮ります。出入口に向けてカメラを固定して(置きっぱなしにして)録画を続けます。探偵は小さな三脚スタンドを常に携帯しており、出入口が見える道路反対側の樹木の間や塀の中等に置き、アングルを調整して録画状態にします。撮影はラブホテルのサービス時間を目安に、その時間前に録画開始します。長時間に及ぶ撮影もあるため、探偵は常に予備の長時間バッテリーも携帯しています。
 

 カメラを固定して撮影する方法は多くの探偵社で採用しています。笑い話ですが、ラブホテルの前で探偵2社が偶然にも撮影することになりました。お互いにカメラを固定して録画を続けていましたが、一方の探偵社が追う対象者がラブホテルから出たのでカメラを回収しようとした探偵は間違えて他社のカメラを回収しようとしたこともあります。もう1社の探偵が気付いて即座に注意したため、調査に影響はでませんでした。

 一方、堂々とカメラを出して撮影することもあります。行楽地での撮影は記念写真を撮る振りをして撮影できます。
次の写真は家族調査をした時の写真です。

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 対象者には幼稚園に通う娘さんがいることが分かり、幼稚園内に潜入し娘さんの顔写真を撮影しました。ニコニコしながら時には娘さんに手を振って堂々と撮影したので、幼稚園の職員からは家族が子供を撮影していると見られています。

次の写真はUSJで撮影したものです。

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 サメの口の中に頭を入れ記念撮影するコーナーですが、担当するカメラマンの後ろから撮影しています。二人の目はカメラマンが持つカメラに向いており、その後ろから撮影する探偵には気づいていません。周囲の人からは単に友人が撮影している様に見られています。

 

 

 小型カメラは探偵にとって必須です。
 次の写真はホテルの部屋から二人が出てきた瞬間です。

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 ホテルから出てくる画像はそれだけでも有効ですが、同じ部屋から二人が出てくる画像は寝泊まりしていた確実な証拠写真になります。たまたま部屋の前に自動販売があることが分かり、その上に小型カメラを仕掛けて部屋のドアが開いて二人が出てくる瞬間を撮影しています。

 

 最近は小型カメラも種類が豊富で、ライター型やペン型等様々なものがあります。聞込みをする際はペン型のカメラは相手を間近に撮影できるので効果があります。そう言えばテレビ番組に出演された何処かの探偵さんがメガネ型のカメラを紹介されていましたね。あまりネタをバラす訳にもいけませんので、この程度に留めておきます。

 

 探偵にとって撮影は、対象者はもちろん周囲からもバレないようにすることが重要です。細心の注意を払いながら極自然の恰好で、かつ鮮明な写真が撮れるのがプロです。